ワイルドアームズ アルターコードF


まずはじめに

今回新しい企画を1つ思いついたのでやっていこうと思います。
というより前々から個人的にやってみたかったヤツw
いわゆるゲーム評論というやつですが
ただこの企画CSタイトルが中心になると思うので
ブログのタイトルにもしたMODを取り扱うゲームを題材にすること
MODゲームの遊び方や楽しさを知ってもらうこと
これらの路線から外れるものですので
あくまでオマケ程度の軽いノリで楽しんでやる予定です。
なるべく1タイトルを大事に、より深く語っていく予定。
基本甘口評価ですが、ダメなものはダメとお伝えします。



ワイルドアームズ アルターコードF の魅力

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記念すべき第1弾でご紹介するソフトは
言わずとも知れた名作 初代ワイルドアームズ1 のリメイク作品である
ワイルドアームズ アルターコードF (以下 AC:F)
このタイトルには思い出が詰まっている方
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

まず一番最初に言わなければいけないことがありまして
私このタイトルには思い出補正がありますのであしからずw
いきなり感情論が混入するなんてゲーム評論とは一体なんぞや・・・?
と自分でも思いましたがまあ1発目だし適当にやるよ!

初代PS版のワイルドアームズは、当時PS本体が発売された後
まだロールプレイングゲーム系のソフトがほとんど発売されていない時期に
先陣を切るように現れた大作RPGの1つになります。
そういった経緯があるため、PS版ワイルドアームズ1を触ったという方が
かなり多かった理由になっていると思います。
だからこそプレイした方にとっては記憶に残るゲームの1つになりました。

記憶に残るという意味ではPS版原作のOPがとても評価が高いですよね。
・ 原作PS版のOP


・ ちなみにアルターコードFのOP


ぶっちゃけOPは残念なことに AC:F で劣化していると思いますw
思い出補正抜きで客観的に見ても劣化ですね。
ちなみにアルターコードFの動画コメントの "動く山" で笑いましたw
しっかしまあPS初期である20年以上前に発売しているにもかかわらず
今見てもまったく色あせないこのPS版のOPを作った開発陣は神すぎますね。



総合評価

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すいません、初回投稿からちょっとだけ評価を変更しました。

ストーリー
個人的にはかなり高評価です。
いきなり激甘評価かい!と思われるかもしれませんが
一歩引いて見てもやっぱりかなり高めですねw
ストーリーの部分ですが、まずこの作品を語る上で一番大事な部分
OPのBGMに耳を傾けてみてください。
如実に連想させられるとある風景が浮かび上がってきませんか?
そう、それがこのゲームの代名詞ともなっている "荒野" です。
荒野をさすらう渡り鳥、というこのワードだけで
宇宙を旅する大冒険的と同じくらいのワクワク感で溢れています。
一言でいうなら世界観が最高であると言えるでしょう。
剣魔法ドラゴンが王道であるように、荒野遺跡ゴーレムもまた王道なのである。
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ストーリーとは少々違うかもしれませんが
このゲーム、物語の展開と、その合間にある謎解き要素、パズル要素
そして戦闘の部分と、そのバランスが絶妙で単調になりにくいよう設計されています。
そして謎解きとパズルの難しさがこれまた絶妙です。
いくつかは攻略サイトを見ないと分からないんじゃないかなと思えるほど
時折真剣に頭を悩ませてくるのも非常に良かったです。



キャラクター
キャラクターに関しては文句なく満点ですねw
とりあえずロディとザックのストーリーは泣きました。
それくらい彼らの心情がしっかりと描かれています。
そして私がこの作品でスゴイなぁと思ったところは
ロディは作品中1言もしゃべらないキャラクターになっているのですが
それでも彼の心情やその時発していた言葉が浮かび上がるほどに
彼に感情移入できてしまうところでしょうか。
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普通しゃべらない主人公、いわば置物主人公というのは
今のオープンワールド、キャラメイクができて自分が主人公になれるゲームで
定番となっていますが、基本その類のゲームでは
主人公はあまり存在感を出しきれません。
これは当然といえば当然なんですよね
だって作品の中に用意されたキャラクターじゃないのですから。
好きなようにメイクできるというその半面
こういった感動を与えてくれる1要素を
薄めてしまっている要因にもなっているんです。

ロディのすごいところはまさにその部分にあります。
彼は場に用意されたキャラクターでありながらも
プレイヤーの生き写しとなっている側面もあります。
しゃべらないキャラクターでよくもここまでいいキャラを仕上げたなと関心しました。
他にも人気キャラのジェーンを含めた計3名のキャラも
とても魅力あるキャラに仕上がっていると思いました。
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またこのゲームではキャラクターの特徴が
全体的にスマートに仕上げられている点もよかったです。
滅びゆく荒野の世界という殺伐とした世界観があるので
それをぶち壊してくるような変に際立ったキャラククターがいなかった。
といってもゼットやブーメランなどを含め
魔族側はちょい個性を出しすぎな感じは否めなかったですがw
たぶんこれそう感じさせなかったのは
音声がないからこそだったのかもしれません。
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サウンドが心地いい

PS2だからなのかは分かりませんが
このゲーム映像が古い分、BGMとSEの評価が個人的にかなり高めです。
ロディのARMS使用時の効果音はPS1の頃から聞き心地いいなぁと思ってました。

特にソリッドストーム

カコンッッ!!!! というリバーブのかかった響く音。
あれ何回聞いてもいいっすねw
ザックの早撃ちの効果音も気持ち良い。
この地味なこだわりw
でもPS1の頃から私のツボを刺激してくれてました。

後は登場するゴーレムの駆動音なんかもいい味が出てると思います。
ちなみにゴーレム自体もその存在がこのゲームにとって魅力になってますね。
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ガシャンガシャン!!!! という重量感ある効果音がこれまた気持ちいい。



今だからこそPS2で出せる魅力

はい、この辺になってくるとちょいコアゲーマー寄りの見解になりますw
PS2だからこそ出せる魅力というのはズバリ

それは想像を膨らませる領域をたくさん残していること

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まず1点は、テキスト量の豊富さ。
このゲームは音声などは掛け声が少しだけ収録されている程度なので
物語のほんとどはテキストで語られています。
いわゆる昔ながらのゲーム性ですね。
ただドラクエなどと違うところは主人公一行やそれを取り巻く人々がよく喋ります。
また、メイン主人公3人それぞれ別々に街の人々のセリフが用意されています。
そしてイベントもいくつか大きいものを跨ぐとそれらのセリフもよく変わります。
このテキスト量はすごいなと思いました。
テキストだからこそ来る全てがあらわにならない絶妙な心情も
古いゲームならではだな~と感じました。

もう1点は、グラフィックの部分。
まあここはPS2だけに評価自体は低いです。
ただ最近のゲームの多くに言えることなのですが
グラフィックをとにかく綺麗に、キャラクター描写をとにかく実写のようにリアルに
これらが当たり前の時代になってきました。
これに関しては私もオブリビオンなどのゲームで
散々グラフィックを強化しているクチですので異論はありません。
ただし、失われてしまっているものもたくさんあるとは思っています。
すべてを実写のように綺麗にしてしまうと
いわゆる連想の部分、遊びの部分が皆無になってしまうんですよね。
リアルになると2次的表現は逆に浮いてしまうので扱いづらくなります。
最近では通常シーンとムービーシーンに差がほとんどなくなってきているので
(または区別すらしていないので) 魅せ方が単調になっているという点もあります。
分かりやすい比較例を出すならドラクエ11などが
この分野においては正当進化したと言えるのではないでしょうか。



原作はOPに始まり、AC:F はEDに帰結

私がこう思ったのは両シーンでのマリエルの対比を見てです。
少し上で言っておりましたが AC:F はちょい OPムービー が残念な出来でしてw
ただそれも ED を見たら「なるほどね~」という感情に変わりました。
それだけ AC:F はエンディングに力が入っていると実感できました。
マリエル03
マリエル02
下の絵が残念なのはもう仕方がないのだ!

原作のOPでマリエルが光を空に放つシーンは幻想的でとても好きな映像だったのですが
AC:F で何故このシーンをとっぱらってしまったのか
個人的に謎な部分だったんです。
それを AC:F では光を胞子に変えてまさかEDで採用してくるとは。
マリエルの願いを類似した演出を巧みに使いつつ
違った見解で映像に残していたんですよね~。
しかも AC:F のこの胞子が世界に広がっていくシーンは
プレイした方なら脳裏に焼き付く最高に感動する場面ですよねw
本当余韻が残る素晴らしいゲームでした

結局何が言いたいかといいますと
ED までやっていない人は今からでも最後までやりましょうw
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クリア後のやり込み要素が素晴らしい

やり込み要素についてちょっと語っていきます。
みなさんにとってやり込み要素と聞くと、一般的に思い浮かべるのが
地味な収集であったりと、コレクター要素を真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。
この作品が何故素晴らしいのか、それは隠しボスの多彩さにあります。
隠しボス一覧
PS1の時もそうでしたが、街の住民から序盤から終盤にかけて満遍なく
隠しボスに向けての布石らしきヒントがギッシリ詰め込まれているんですよね。
PS1時代は攻略サイトもまだなかった時代ですので
そういったヒントを頼りに思いもよらぬところでいきなりエンカウントしたりと
予期せぬ遭遇などが面白かった記憶があります。

スターオーシャン3 なども皆さん高評価を付けるタイトルだとは思いますが
やり込み要素が "バトルコレクション" という戦闘部分に集約されていて
やり込んでいて楽しかったのではないかなと思います。
(ちょっと面倒臭い部分もありましたがw)



マイナス点

一番のマイナス点は "装備" の概念がないところですかね。
これはRPGでは結構致命的なマイナス点です。
レベルアップのみでベースステータスが算出されるため
全体的なゲームバランスを取るのに最も簡単な方法を採用してますが
RPGにおいて装備がないというのは非常に単純化されすぎですね。

後ゲームにおいて一番ともいえる大事な要素は
個人的に "テンポの良さ" だと思っています。
どんなにグラフィックがよかろうが、ストーリーがよかろうが
テンポがどうしようもなく悪かったらクソゲーの烙印を付けます。
だってそのゲームを続けることすら苦痛になりますからねw
AC:F に関しては結構危ない路線だったと思います。
エンカウントが発生した際にそれをキャンセルできるシステムがあるのですが
これがなかったら、そのままクソゲーへと転落していたと思います。
それくらいエンカウント数が多いのと、1回の戦闘シーンが長いです。
このゲーム逃げることもできませんしねw



最後にPS2タイトルに関して

私がこの記事を書いたのにはもう1つ伝えたいことが。
それはPS2の名作をやっておくなら今しかないんじゃないかなと思ったこと。
PS4が発売され、日々グラフィックがどんどん進化を遂げています。
それによりローポリゴン系のゲームはかなりキツイ位置に立たされています。
といってもPS2レベルならまだなんとか遊べる範囲ではありますが。
PS1やDSあたりのローポリゲーは私にはもう無理ですね。
FF7あたりももう絵的にやれなくなりました。ワイルドアームズ原作もその1つ。
そういう意味ではスーパーファミコンやゲームボーイなどのドット絵、2D作品は
今も色あせることなく遊べるので偉大だなと思います。

コメント

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No title

こんにちは♪

rabilinth さんのワイルドアームズ愛。ひしひしと伝わってきました!
実は私、PS や PS2 の全盛期は勉強しないといけない時期だったので、それらハードの名作をほとんど遊んでないんですよね。
FF7 やドラクエⅥ以降、メタルギアシリーズも未プレイ。バイオハザードも3までしかやった事がないという体たらくです。
とほほ・・・

■ストーリー
最近思う様になったには、RPG の場合、王道ストーリーかいっそ無しのどちらかがいいなと思う様になりました。
変な鬱展開は勘弁wゲームの脚本に関しては、現在、海外ゲームが一歩も二歩も先に行ってる感があると思います。
Last of us や Fallout 4 なんかは、動画を見ているだけでぐいぐい引き込まれるものがありましたし。
日本のゲームメーカーが同じ様な濃い脚本のゲームを作れるかというと、もうほとんどのメーカーが難しいかなと・・・
(小島監督なら濃いの作れるかなw)なので、和ゲーはベタで爽やかな王道ストーリーものが良いんじゃないと感じますね。
ただ、少年・少女の恋愛シーンや感情をぶつけあうシーンがくると、もう何だか気恥かしくて気恥かしくて(-_-;)
これはゲームのせいじゃなく、自分がおっさんになったからです\(^o^)/

■サウンド
良ゲーは、やっぱりサウンドが記憶に残るものが多いですね。自分も心に残るゲームは全てサウンドが脳裏に浮かんできます。

■グラフィック
実はリアルに近づけようとするほど、リアルとの間に大きな差ができる気がします。それだけリアルのほうが情報量が
多いからだと思うのですが、ゲームらしさを追求したグラフィック、その世界観に合ったグラフィックが重要なんだろうな
と最近は感じる様になりました。

■ローポリゴン系のゲーム
自分も確かにキツイですねwやっぱり無理してる感を半端なく感じるからだと思います。
ちょっと未練があるのは、途中で手放した PS1 の「ディノクライシス2」「ベイクラントストーリー」
「フロントミッションオルタナティブ」あたりかなあ・・・でも、今遊んだらしんどいだろうなあ((+_+))

楽しいゲーム評論、ありがとうございました<(_ _)>

のこりものさんへ

どもですどもですこんばんは(゚∀゚)
今回突発的に思いついた企画でしたが、とりあえずやってみましたw
果たして長続きするのか、はたまたこの会で終わるのかは私にも分かりましぇん!

>PS、PS2タイトル
ドラクエ7はうちもやってないんですよね~。
PSストアに来ないかとずっと待っているんですが
堀井さんと変なしがらみがあるらしく陳列されなくて困りものです。
私も結構やってないゲームは多いですよ!
バイオシリーズは全部やってないですw
でもサイレントヒルシリーズはやりたいなと思っているので
2あたりから買い揃えようかなと思っているところです。

>ワイルドアームズ
1~3はこのシリーズの世界観が色濃く残っているのでお勧めですね~。
ただし2はPS1タイトルなので絵的にお蔵入りですw
4は黒歴史です、唐突に厨ニ全開のこっ恥ずかしいゲームになったのでスルー推奨です。
5は4をシリーズの世界観に戻した感じなので一応アリだと思います(゚∀゚)ノ
それでも4の厨ニ要素はまだ残ってますがw

>ストーリー、脚本
この間アクアリアさんとお話しているときに "ライフイズストレンジ" の話題になったんですよね~。
今ああいうゲーム、昔でいうなら "やるドラ" シリーズの海外発のゲームが人気出てますよね。
他に私が知る所だと "Last of us" もそうですが
"Heavy Rain" "Beyond Two souls" "Until Dawn" の3作品がこれに該当してくると思います。
未プレイで動画をちょっと覗いた程度しか知らないタイトルもありますが
これ系のゲームの脚本はかなり引きこれますねぇ(´ω`)

なんだろ、ハリウッドなどの映画では2時間で全部収めなければいけないという難点がありますが
映画並みのクオリティをそのままゲームに落とし込むことに成功してしまえば
数十時間もその世界を映画以上の臨場感で楽しむことが出来るという
まさに映画の進化系なんじゃないかなと思いました。
上にあげたタイトルはいつか全部やってみたいですね(^^)

ちなみに和ゲーがいきつく先はアニメ (CG) だと思ってますw
このワイルドアームズ AC:Fもそうw
ですのでソッチの路線で脚本が仕上がっていれば神ゲーとなりえると思ってますw
日本のアニメは世界一なのは間違いありません(´∀`)